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[2]@ 経過勘定項目(未収金、未払金等)の計上

 経過勘定項目とは、未収金、未払金、前払金等の項目である。公益法人会計は、原則発生主義で経理することになっているため、現金主義で入出金の都度経理している法人であっても、期末においては発生している未収金、未払金を正しく計上して、発生主義に直す必要があります。

 

 20年基準では、未収金、未払金等は原則として各事業別に計上する必要があるが、管理部門の人件費や事務用品費等の共通費用は、次のようにいったん法人会計に全額を計上しておいて後からFの処理により当該費用を各事業別に配賦することも可能です。

 

【仕訳例:公益目的事業のシンポジウム参加費を未収計上する。】

 

 (公益目的事業会計) (借)未収金×××/(貸)事業収益×××

 

【仕訳例:共通費である事務用消耗品費を未払計上するが、法人会計に全額計上する(各事業別の配賦は後で行う)。】

 

 (法人会計) (借)消耗品費×××/(貸)未払金×××